神泉苑
794年平安京造営時に設けられた禁苑(天皇のために造られた庭園)で、全域が国指定の史跡になっています。常に清泉が湧き出すことから神泉苑と名づけられました。朱塗りの太鼓橋(法成橋)が美しく印象的です。桓武天皇の時代から歴代の天皇や平安貴族が舟遊びや詩歌管弦の遊宴を行ったといわれています。苑内中央の放生池は当時の栄華の面影を残し、池中の島に雨乞い伝説の由来となる善女龍王を祀っています。そのため、当代の名僧が競って祈雨の修法を行うようになりました。源義経が静御前を見初めた場所だけに、縁結びの祈願に訪れる人も多いとか。現在は、東寺真言宗に属し、毎年5月1日から四日間の神泉苑祭には、壬生狂言の流れを汲む神泉苑狂言(京都市登録無形民俗文化財)が執り行われています。無料で拝観できます。
⇒祇園祭の起源はここ神泉苑です。
貞観5年(863)、疫病が大いに流行り、神泉苑にて多くの御霊を鎮めるため御霊会が行われました。全国の国の数(66本)の鉾を立てて、神泉苑にて厄払いをしたのが祇園祭の始まりです。以後、これが町衆の祭典として、鉾に車を付け、飾りを施して京の都を練り歩く、祇園祭へ発展していきました。 |